2012年12月31日月曜日

映画「レ・ミゼラブル」

原題は「悲惨な人々」。。。
日本では「あヽ無情」のタイトルがお馴染みの
ミュージカル映画「レ・ミゼラブル」を
先日観てきました。

原題通り
本当に これでもかという程
過酷な運命に晒される人々。。。

主人公のジャン・バルジャンは
お腹を空かせた姉妹の子供の為に
たった一つのパンを盗み
19年間も過酷な労働を課されます。

身分証により 一生 罪人であり続けなければならず
働き口もなく 底辺と云われる人々からさえ
疎まれ 暴力にさらされる日々。。。

そんなある日 親切な司教に
寝床と食べ物を与えられ
人間らしい扱いをされながらも
すっかり心が荒んでしまっていたジャン・バルジャンは
銀の食器を盗んで逃亡。

捕まって司教の前に引きずり出されると
あろうことか司教は
「これは この方に差し上げたもの。
一番高価なものを忘れておられるぞ。」と
つましい暮らしの中で
受け継いできた大切な銀の燭台さえも
ジャン・バルジャンに差し出し

「これで あなたの人生を変えなさい。
正しい人になりなさい。」と
優しく諭します。。。

己の行為の恥ずかしさに
悶え苦しみ
ジャン・バルジャンは”正しい人”になる決意をします。。。

ここからがまた過酷な運命の連続で
ジャン・バルジャンは悩み 苦しみながらも
”正しい人”であり続けようと
自分を追い詰めた警官さえ許します。

ジャン・バルジャンに許された警官は
その行為によって
自分の絶対的価値観がひっくり返され
絶望のあまりノートルダムに飛び込んで
命を絶ってしまいます。。。

革命や時代の波に巻き込まれながらも
「大切な人を守る」という使命に
自身の人生を捧げて
聖人になってジャン・バルジャンはこの世を去ります。。。

ライブ撮影という手法で
俳優さんが歌いながら演技されたのを
そのまま映画に使われているので
あとで音声を入れるアテレコとは
全く違う臨場感や高揚感が
俳優さんたちのテンションを更に上げてたようで
素晴らしかったですぅぅぅ。。。(。>0<。)

特にヒュー・ジャックマンと
アン・ハサウェイ!
観ていて聴いていて
胸が締め付けられるような演技でした。

学生革命とラスト・シーンで歌われる
「民衆の声が聞こえるか」の大合唱にも
胸が熱くなりました(_ _。)


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
戦う者の歌が聞こえるか?
鼓動があのドラムと 響き合えば
新たに熱い 命が始まる
明日が来たとき そうさ明日が!
列に入れよ 我らの味方に
砦の向こうに 世界がある
戦え それが自由への道

悔いはしないな たとえ倒れても
流す血潮が 潤す祖国を
屍越えて拓け 明日のフランス!

若者たちの 歌が聞こえるか?
光求め高まる 歌の声が
世に苦しみの 炎消えないが
どんな闇夜も やがて朝が
彼ら主の国で 自由に生きる
鋤や鍬を取り 剣を捨てる
鎖は切れて みな救われる
列に入れよ 我らの味方に
砦の向こうに あこがれの世界
みな聞こえるか ドラムの響きが
彼ら夢見た 明日が来るよ
ああ 明日は
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*

虐げられ 絶望の淵に立った人々が
最後の覚悟で歌う歌。

私自身は小学生の頃に本を読んだきり
あまりにも切ない話だったので
読み返すことも無かったのだけど
映画を観て
また本を読みたくなりました。
愛も欲も 底辺で図太く生きる人々も
権力を振るう人も
深く描かれていて
改めて名作だったんだなぁ。。。という思いです。
セットも衣装も
何もかもが素晴らしくて
2時間半 夢中で観てしまいました(*´▽`*)。
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