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2019年11月28日木曜日

振袖から真綿の綿入れ半天にリメイクの作り方13(真綿の留めと綴じと仕上げ)


今夜は雨が降って、
久しぶりに寒いと感じる京都です(*´▽`*)。

一雨ごとに寒くなる季節ですので、
皆様も体調管理にはどうぞお気を付けくださいませ。

さて今回は、真綿の「留め」と「綴じ」ですね。


真綿を入れて、ひっくり返すことが出来ましたら、
お衿の中心である、背のところと、
お袖付けの下の部分で、
表の布の縫い代と真綿と裏布の縫い代を
2本にした糸で留めておきます。

一針すくって、きゅっと結んで、
留める感じですね。


留めが出来ましたら、
背の部分の縫い代と真綿を綴じます。

ここも、表布の背の縫い代と真綿と
裏布の縫い代を合わせて待ち針を打って、
本縫いの1~2㎜上を2㎝くらいの針目で綴じます。

接ぎの縫い代の始末をした部分で、
綴じにくいところは
綴じなくても大丈夫です(*´▽`*)。

ある程度、真綿が動き過ぎないように
綴じておく、という感覚ですね。

同じように、脇や衽の縫い代と真綿を綴じます。

それが出来ましたら、お袖口の下の部分を
表布・裏布共に、小さく抄って、
しっかり留めて、袖口を本ぐけします。

次に衿下ですが、


衿下の衽は、表布の縫い代で
真綿を包むようにして本ぐけにします。


お衿の裏布は0.8~1㎝くらい、表布より控えて
ここも本ぐけにします。

基本としましては、お衿はここから半分に折って、
更に本ぐけをしますが、
私はこのままの方が、
首の後ろが暖かいように思いますので
これで完成としています(*´▽`*)。

さあ、あとは次回、
ポケットと紐を付けましたら完成です(≧▽≦)。














じゅごんろ~どnote

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2019年11月27日水曜日

振袖から真綿の綿入れ半天にリメイクの作り方12(真綿を入れる)


11月も終わりかけとは思えないくらいの
暖かさが続いている京都です(*´▽`*)。

今年は紅葉もまだしばらくは
楽しめそうですね♪

落ち葉の絨毯の上を
サックサックサックと歩くのが大好きで、
靴を通しても伝わって来る
足裏の感触を楽しんでいます♪

ということで?今回は綿入れです(*´▽`*)。

写真にしてしまいますと


ホワイトアウトかよっ!(≧▽≦)
って感じになってしまいます(笑)。


全体像にしますとこんな感じで、
お袖口のしつけを外して、
表布を裏返して、後ろ身頃が上になるように置きます。

その上に真綿を置いていきますが、
上は、肩や袖山から、お袖丈+10㎝の長さになるように
真綿を置きます。

真綿の、和紙のような質感の方が、
着物生地に当たるように置いていただきます。


裾側は、裾返り線(上がり身丈)よりも
10㎝下くらいまで真綿を置きます。

余った真綿は5~7㎝くらいの幅で、
裾返り線の上に置いて、
少し真綿を引っ張りながら馴染ませます。

それでも真綿が余りましたら、
肩の辺りに置いていただいて、
やはり少し引っ張りながら馴染ませます。

真綿に、上の中心から切り込みを入れて、
お衿を除けるように逆Y字型に切り込みます。
袖下から5㎝くらい下の真綿も、
身頃まで切り込みを入れます。

ここまで出来ましたら、裾返り線の上に
物差しか、何か長い棒を置いていただいて、
下に寄せてあった裏布を、
真綿にかぶせるようにして表布と合わせます。


真綿に切り込みを入れた部分を
裏布に載せるように折り返します。
綿はやはり、引っ張りながら馴染ませます。


ホワイトアウトになります(≧▽≦)。

この状態で一番下になっている、
表布の前身頃の方から、お袖に手を通して、
表布と裏布と真綿を掴んで
ひっくり返しますと


綿が入った状態になります(≧▽≦)。

折り畳みますと


お布団ですか?って思うくらいの
ふっかふかのほっわほわです(∩´∀`)∩♪

次回は真綿の留めや中綴じです♪













じゅごんろ~どnote

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2019年11月20日水曜日

振袖から真綿の綿入れ半天にリメイクの作り方11(紐とポケットを作る)


着々と冬の足音が近づいてきていますね。
季節の変わり目で、
体調を崩されている方も多いようですので、
皆様もどうぞ、ご自愛くださいませ(*´▽`*)。

道路を歩いていますと、「カサカサカサ。。。」と
落ち葉が追いかけてくる音が聞こえて、
くるっと振り向くと、落ち葉がピタリと止まる。

また前を向いて歩き始めると「カサカサカサ。。。」
くるりと振り向くとピタリと止まる。

そんなことを3回ほど繰り返し、
心の中で、「”だるまさんがころんだ”かよっ!」
と思わずツッコミを入れてしまった本日でございます(笑)。

ということで?今回は紐とポケットの作り方ですが、
まずはポケットから行ってみよーヾ(@°▽°@)ノ。


裁って余った布から、縦22㎝、横15~6㎝くらいの
長方形を裁ち出します。


布を中表(内側が表)にして、両端と下の
3辺を並縫いします。


外側が表になるように、ひっくり返して
同じく3辺にしつけをかけます。


縫い残してあった上の部分を
3㎝の三つ折りにして、絎け付けます。

この場合の「絎ける(くける)」は
本ぐけになりますね。

ポケットの内側になる、
一番後ろの布だけ外して絎けますよ。


ポケットの手を入れる部分ですので、
三つ折りにすることで「芯」の
代わりになるんですね(*´▽`*)。

ふにゃふにゃしたり、ペラペラしないように
手を入れる部分は丈夫に仕立てます♪

これでポケットは完成です(∩´∀`)∩♪


こんな感じに仕上がります♪

観世水柄が大好きですので、衽で裁った、
八掛でポケットを作りました(≧▽≦)。

お次は紐でございますね。


6㎝×34㎝の布を4枚、
裁っていただきまして、


裏を見ながら(外表になる状態)、
6㎝を半分の3㎝に折って、
その3㎝を更に半分の1.5㎝に折ります。

この時、おコテを使っていただいた方が
折った部分が安定しやすいですね。


紐先になる部分も1㎝内側に折り込んで、
折った部分と一緒に本ぐけします。


仕上がりは1.5㎝×33㎝の
紐になります♪

さて次回はいよいよ真綿を入れます(≧▽≦)。













じゅごんろ~どnote

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2019年10月23日水曜日

振袖から真綿の綿入れ半天にリメイクの作り方2(お衿と衿下を解く)


10月も残り1週間ほどですのに暖かいですねー。
今年は金木犀が咲くのも、少し遅かったです。

さて。
振袖から真綿の綿入れ半天にリメイク1(お袖を解く)
からの続きです(*´▽`*)。

お袖が解けましたら、お衿と衿下の衽(おくみ)を
解いていきます♪


お衿と衿下の点線の部分を解きます。


じゅごんろ~ど名物?アナログな手描き図ですが(笑)
グリーンの点線部分だけを解いていただいて、
赤の点線部分は解かずにおいていただきたいのです。


自分で縫っておいて何なのですが(///∇//)
同色の糸で綴じてありますので分かりにくいのですが💦
お衿と衽の縫い代がペラペラしないように
綴じてある糸も解きます。

ザックリと大きめに縫われている糸ですね。


「衿芯」という、コットンの白い布が入っていますので、
それも外していただきます。
お衿付けの縫い目の、ほんの少し外側にある
中綴じ糸も解きます。

背縫い、身頃、衽部分も、本縫いの縫い目の外側に
ザックリと大きめに縫われた中綴じ糸がありますので、
全て解いていきます。


解いた糸が、こんもりと(≧▽≦)。

次回はお袖の型紙作りですが、
ちょっとお道具も紹介したいので
間に挟むことになると思いますが、
宜しくお願い致します(*´▽`*)。













じゅごんろ~どnote

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2019年10月18日金曜日

振袖から真綿の綿入れ半天にリメイクの作り方1(お袖を解く)


雨が降っている京都です。

台風19号で被害に遭われた方々のところにも
また雨の予報が出ておりますので、
くれぐれもお気を付けくださいませ。

私に出来ますことは本当に少ないのですが、
アフィリエイトで得たポイントも
全て寄付させていただいております。


商品を買ってくださった皆様のお蔭です。
本当にありがとうございます(´;ω;`)。

一日でも早く、平常に戻られることが出来ますように。

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お袖を解くところから始めますね。


女性用の着物のお袖口には、
八掛(はっかけ)と呼ばれる布が裏布として使われています。
この部分から解いていきます。


リッパーか、糸きりばさみで切っていただきましたら、
あとは布を寄せながらスーっと糸を引っ張ります。
布が動かなくなりましたら、糸をハサミで
お切りくださいませ。
その作業を繰り返します。


袖口布の下の部分は「中綴じ」がされています。
ザックリと大きな針目で縫ってある部分ですね。
表布と八掛の袖口布がズレないように留めてあるのですが、
この糸も切っていきます。

お袖の下の方は、表布と裏布が
一緒に縫われている部分もありますので、
糸を解くことで、袖下が全てバラバラになりますが、
お袖の下の方は後で切ってしまって、また縫い直しますので、
バラバラになった状態で大丈夫です(*´▽`*)。


女性用のお着物には「身八つ口(みやつぐち)」という
部分があります。
身頃側の、お袖付けの下の部分ですね。

お袖側の、お袖付けの下のところも解いていただきましたら、
身八つ口も表と胴裏(どううら)を外すように、解いていきます。



「お袖付け」の部分は、お切りになりませんよう、
お気を付けくださいませ。

さて。我ながら写真ではちょっと解かりにくいような、
そんな気もしますので(●´ω`●)ゞ
またアナログな手書きの図も足して、
続けていきたいと思います♪
よろしくお付き合いくださいませ(*´▽`*)。







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じゅごんろ~どnote

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2017年11月24日金曜日

真綿のお布団をリサイクルした総シルク褞袍のような半天


昨日今日と木枯らしが吹き荒れている京都です((((;゚Д゚))))。向かい風に向かって歩いたり自転車をこぐのは大好きなんですけどね(≧▽≦)。

朝晩の冷え込みも京都らしく厳しくなってきたので今年も引っ張り出してきました♪


真綿のお布団をリサイクルした褞袍(どてら)か丹前のような綿入れ半天です(*´▽`*)。振袖の反物と合わせて作ってあります♪

真綿が切れてしまったお布団ですが、お蚕さんの命を頂戴している事と、1枚1枚、薄ーーーい真綿を何枚も積み重ねて作ってくださっている職人さんたちの事を思いますと捨てられなくて。

和裁のお稽古で真綿の綿入れ半天をたくさん作った経験があったので、ちょっとアレンジしてお布団1枚分の真綿を使った褞袍のような半天に仕立てたものです。

これを着ると、44年に渡る連載を9月に終了した漫画「浮浪雲」の主人公である「雲さん」の気分になれます(笑)。
実は私は漫画の方は読んだ事がなくて、大好きな桃井かおりさんが出られていたテレビドラマで、渡哲也さんが演じられた「雲さん」のイメージです。
女性用の着物をだらりと羽織り、飄々として何ものにも囚われず、まさしく浮浪雲のように人間界で浮いている雲さん。女性の美醜や年齢にも囚われることなく(笑)誰彼かまわず「おねえちゃん、あちきと遊ばない?」って声を掛ける雲さんが大好きで、よくモノマネをして遊んでいました(///∇//)。

あと、こんな褞袍みたいな華やかな半天を着て机に向かっていますと、何となく気分だけは文豪になれます(≧▽≦)。純文学の執筆に勤しむ文豪の気分でパソコンに向かえます(笑)。

お布団1枚を着ているようなものなので、ものすごく温かいです♪使えなくなった真綿のお布団と着られなくなった着物で温かくて楽しい防寒着が作れます(*´▽`*)。もしもおうちにこの2点がありましたら、ぜひぜひリサイクルをお試しくださいませ♪

シルク真綿の背負いネコ



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