2018年6月24日日曜日

田川啓二さんとフジコ・ヘミングさん


昨夜はNHK・Eテレの「switchインタビュー」に
ビーズ刺繍デザイナーの田川啓二さんと
ピアニストのフジコ・ヘミングさんが出演されていたのですが

田川啓二さんの、
ため息が漏れてしまう華やかさなのに、
どこか素朴なビーズ刺繍作品に興奮しました(≧▽≦)。

100年くらい前のアンティークの椅子に、
全て手刺繍のビーズ刺繍をあしらわれていたり、
おばあ様から受け継がれた着物を見て、
その職人さんたちの刺繍に感銘を受け、
着物というものを後世に伝えていきたいというお気持ちで
着物にビーズ刺繍をされていることなどもお話しされていました。

いろんな手仕事が機械化されていくだろうけども、
人間が全て手仕事で作った作品を残しておきたいということ、
「この作品をもう二度と見ることができない」と思うと
販売は出来なくて、手元に作品を置いていらっしゃる事も。

フジコ・ヘミングさんもビーズ刺繍がお好きで、
お若い頃に1920年代のお母さまのお洋服からビーズを外して、
ご自身でリメイクして作られたビーズ刺繍のお財布を
今も大切にされていました(*´▽`*)。

この日のファッションも可愛くて素敵で、
100年くらい前のアンティークレースや
昔の子供用のお着物をアレンジしてお召しでした♪

パリのカフェでお茶をしていると、
粋な紳士が「昔のパリジェンヌみたいだ」と
褒めてくださったそうです(≧▽≦)。

現在はパリでもユニクロ・ファッションが多いようで
昔のように粋で個性的なファッションは減っているそうですね。

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フジコ・ヘミングさんはハーフとして生まれて
大変なご苦労をされてきた方ですが、
そんな時にもいつも、誰かがとても認めてくださって、
だから頑張って来れたと仰っていました。

60歳でCDデビューって凄いですよね(≧▽≦)。

「心を清らかにしていると、上手く行く気がする」って
仰っていて、
あーなんか解る気がするーと思っていたら、
私も「毎日することリスト」みたいなのを
紙に書いて貼ってあるのですが

その中に、「心をきれいにしておく」
という項目があるのです(///∇//)。

汚れすぎてしまっているので(笑)
忘れないようにする為です(≧▽≦)。

「うまくいく」っていうのは
お金持ちになるとかチヤホヤされるって事じゃなくて
不安に囚われる事が無いってことかなーと
思いました。

不安に囚われないと、「みんな」に流されないし
誰かに合わせて疲弊することもないし
自分の道を歩けるから。

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田川さんもフジコさんも、お二方共に美しいものがお好きで、
「美しいものを見ると心が豊かになりますね」って
お話をされていて、
ほんまにそうやなーと思ったのですが、

何故、美しいものを見るだけで心が豊かになるのかな(@_@)?
と考えますと

「美しいもの」ひとつを作るのに、
その作り手さんと、作り手さんに影響を与えた人々、
影響を与えた経験や思想や自然、
それに関連する人々、

そして材料や素材を作る人たちと、
その方々に影響を与えた人々や経験や思想、自然など

「美しいもの」が作られるには
何百何千何万何億という、人やものや自然が
複雑に絡み合って影響を与えているからかなー?と思いました。

美しさに厚みを与えているというか。

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お二方ともに表現される言葉や世界観も美しくて
見ていてとても楽しかったです(≧▽≦)。

田川啓二さんの様な技術には程遠いですが
私もまたたくさん刺繍をしたいなーと
思いました(*´▽`*)。

リネンとビーズのお花ブローチ







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