2020年9月9日水曜日

おむすび巾着(東雲しののめ)

 重陽の節句の本日、ようやくエアコンの停止ボタンを押すことが出来ました(≧▽≦)。あちゅかったですよねー(笑)。

台風による気圧の変化や夏バテで体調を崩されている方も多いようですので、皆様もどうぞご自愛くださいませ。


さて。おむすび巾着(東雲しののめ)が完成でーーーーーす(ノ´▽`)ノ。

和色では東雲色以外にも、曙色、朱鷺色とも呼ばれるお色に近い、人肌色を帯びた、温かみのある優しいピンクです。

「和色のお色を言葉で伝える」のは本当に難しくて💦、”人肌色”といっても、黄色人種の肌色に限られてしまうのですが💦

”ベージュ”や”黄色み”とは違う、何か「体温」を感じるお色なので、「人肌色」という表現が私としては一番、しっくりくるって感じでしょうかねー。


”色”そのものも、人によってかなり認識に幅がありますので、自分の感性に正直に伝えるしかないかなーという感じですね💦。

東雲(しののめ)という呼び名は、現代でいうところの窓の”網戸”が、篠笹(しのざさ)という植物の笹を組み立てて作られていた時代に、陽が昇り始め、篠笹で作られた「篠の目」から伸びてくる夜明けのピンク色の光りから名付けられたといわれています。

そう考えますと、「色の名前」って、本当に自由なんだなーと思いますね(*´▽`*)。その「色」を見た方の感性で、いろんな名前が付けられてきたんですよねー♪


曙色(あけぼのいろ)でも朱鷺色(ときいろ)でもなく、東雲色(しののめいろ)と名付けたのは、何となく、”しののめ”という語感が好きなことと、”東の雲”と書いて”しののめ”と読むところも、なんかいいなぁって思うんですよね(≧▽≦)。

額面通りの言葉じゃなくて、その文字から想像力をフル稼働しても、篠の目が極々僅かに古民家などに残るのみ、という現代では、意味が繋がる事はほぼ不可能というか(笑)。意味を持たないからこその語感や音の楽しさって、ありますものね(*´▽`*)。

”意味”を持っていたものが”意味”を持たなくなることで、楽しくなる的な?(///∇//)。そうやって様々なものごとが流れてゆくのだなぁと思いますね。

しののめ。それぞれのお店に出品しています♪