寝起き前の浅い眠りの中で
龍の夢を見た。
絵画でよく見る、飛び出した目に大きな鼻の穴、
裂けた口に、指の鍵爪に握られた珠。
「この川にも龍がいたのか」と思った夢。
目覚めてから考えたのは、龍の伝説は日本各地にあって、
それは、昔は本当に龍が実在したということではないか?ということ。
姿形はデフォルメされてるかもしれないけど、
似たような、天駆ける何か。
海に囲まれた島国ニッポン。
水に恵まれた国。
今だって蛇口を捻れば飲める水が、いくらでも出てくる国。
井戸水を使われている地域もまだまだ沢山ある。
龍神は雨を司ると言われるので、
農耕民族の日本人にとっては、本当に大切な神だったのかも。
そういえば水道の蛇口という言葉。
水の道に蛇の口。
語源由来辞典で語源を調べてみたら
蛇口の形が蛇に似ているからではなくて、
日本で初めて共用栓が開設された明治20年の横浜では
イギリスからの輸入品が使われていて、
ヨーロッパでは水の守護神とされる
ライオンの形をした蛇口だったそうな。
日本で共用栓が作られるようになると、
水の神とされる龍のデザインが使われて
龍の元となった生き物が蛇とされ、
「蛇体鉄柱式共用栓」と呼ばれるようになったと。
それぞれに専用栓が付けられるようになると、
「蛇体鉄柱式共用栓」を小さくした形から、
龍の子である蛇のようなものであるから
「蛇口」と名付けられたんですと。
へぇ~~~~~~~!
ただ単に蛇に似てるから「蛇口」と呼ばれた訳ではなく、
西洋の水の守護神ライオンから
東洋の水の守護神龍になり、
その龍の子であるとされる蛇に繋がったのか。
と、ここでまた気になるのは、ライオンが水の守護神とは
これいかに?
ライオンといえばアフリカの草原を駆け回るイメージ。
決して水とは結び付かないのだけど?
そういえばシンガポールにはマーライオンがいる!
でもマーライオンは創作デザインだし。
ライオンが水の守護神である理由は、
私の検索能力では辿り着けず。
いつか解明できる日が来ること期待しよう。
西洋のドラゴンと東洋の龍は混同されがちだけど、
西洋のドラゴンは火を操るし、
こちらは神というより、神の使いの役目のようで、
日本の龍神様とは全く違う存在。
「この川にも龍がいたのか」
龍がいないと思い込んでいる流れにも、
龍はいるのかもね。
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