2016年3月23日水曜日

ワクワクの人形浄瑠璃文楽

 連休中に人形浄瑠璃文楽を観に行ってきました♪


京都ではなかなか公演がなく、
チケットも早めに買いに行ったのですが、
近松ものの公演分は売り切れていたので

●絵本太功記 夕顔棚の段 尼ケ崎の段
●日高川入相花王 渡し場の段
を鑑賞してきました

会場の京都府立文化芸術会館を入るとすぐに、
浄瑠璃で使われるお人形がお出迎え(≧▽≦)


当然、人だかりが出来てしまったので、
ピントが合ってない写真しか撮れへんかったんですけど(笑)
お人形と一緒に写真を撮ってもらえるサービスもありましたよ~♪

お客様たちも洋装でも和装でも、
おめかしして来たはる感じで華やかでした。
私より年下の方は少ないようでしたが、
お若い外人さんも来たはりました。

舞台には字幕も付いてて、幕前に解説もあったので、
とても解りやすかったです。
笑いもちゃんと、ありました(笑)

太夫さん(お芝居を語る人)は、ものすごい声量で滑舌も良く、
何人ものお人形のセリフや物語の背景を、お一人だけで情感豊かに表現されていて、
それだけでも感動でした(´;ω;`)

浪曲もそうですが、お芝居をたった一人で全て語り謳うということは、
なんだか「生き様」を見ているようです。
カッコイイのです(≧▽≦)
お客様を引き込むだけの技術も然ることながら、
太夫さんお一人お一人の、ものすごいパワーを感じました。

更に舞台を盛り上げるのは、太いお三味線の重厚な音。

ストーリーは親子愛や家族の軋轢、女性の情念など、
普遍的なお題を元に作られているので、
太くて重厚なお三味線の音色が、ピッタリ!

時に笑いも交えながら進む物語り。

最初は、人形遣いのおじさんや黒子さん達にも目が行ったのですが、
物語りが進むにつれて、
人形たちの細やかな着物捌きや所作、指先の表情などに釘づけになり、
お人形が生きているように思えました。

不謹慎かもしれませんが、
大人の男の人たちが、本気で人形劇をすると、
ここまで迫力のある舞台になるんやなぁと、本当に感動しました。

すべてが「手作り」でした(*´▽`*)


パンフレットやら一筆便やらクリアファイル等々、
年に1回くらいしか来はらへんので、
応援する意味も込めて、いろいろ買いました。


ぜひ、また観に行きたいなーと思います。

やっぱり生の舞台って良いですね(≧▽≦)
拍手って、連続の柏手(かしわ手)でしょ?

神社に行ったら、神様にご挨拶する時に手を叩くけど、
手を叩くという行為というか、あの音には、
いつも何かを研ぎ澄まされる感じになるのです。
クリアになる感じ。

舞台を観に行くと、たくさんの人たちが、
一斉に拍手をするでしょ。
それが、私にはとても心地いいのです。

友人と話していたら、
同じような感覚を持っている人も多いみたいです。

やっぱり舞台って、パワーが集まる場所なんでしょうね(*´▽`*)

2016年3月13日日曜日

手づくり 金平糖袋(おとめB)


年度末でバタバタなのに、

また敵じゃないものを敵扱いして、
心臓がバクバクしています(笑)

アレルギー物質が悪者扱いされてますが、
人間の体の方が勘違いしてるので、
なんか申し訳ない~~~(;´▽`A``

私の治療法?は「言い聞かせ」で実験してみてます(笑)

「敵じゃないよ~勘違いしてるのは私~
だから心臓もバクバクしなくていいし~
呼吸も楽にして良いの~」って
ムツゴロウさん風に自分に言い聞かせると、
楽になるような?(///∇//)

人間の現実認識も、
ほとんどが本人の思い込みという説がありますが、
勘違いしてアレルギー反応することなんかを思うと、
信憑性高い気がします(笑)



出来上がりホカホカの金平糖袋(乙女B)など6点が、
お陰様で旅立ちます。
ありがとうございます。(´;ω;`)


可愛い~~~:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

と、いつもながらの自画自賛をしてしまうくらい(笑)
可愛いこんぺいとう袋が完成しました~♪



乙女な感じやわぁ~(///∇//)(笑)

丹後ちりめんの訪問着、綸子の振袖、手描き友禅の訪問着等、
5種類の反物を組み合わせました。

今まで使っていた江戸打ち紐が残り少なくなっていたので、
新しく紐も買いました。

ピンク系を組み合わせても、
上質な着物生地特有の、上品で落ち着いた雰囲気になってしまったので、
明るめの濃いピンクと紫の紐を使ったら、
もぉ~~~バッチリ!!(≧▽≦)(自画自賛)

可愛さがグンとアップしました(自画自賛しすぎ)

作品詳細画像のYouTubeはコチラです↓




2016年3月10日木曜日

映画「ディーパンの闘い」※ネタバレ注意

映画「セッション」は2015年5月に書いたのですが、

京都シネマ(京都市下京区烏丸四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸3階)では
特別興行で3月11日まで上映されています。
混雑しているようです。

映画の内容や、ジャズのプロからの酷評もあったせいか?
ネットやメディアに取り上げられる事は少ないようですが、
「良いものは人に伝えたい」という、リアル世界の口コミって
すごい力を持ってますね。

映画記事を書かへん時にも、映画は観に行ってるのですが、
「ヘナチョコやなぁ」という感想しかなかったりもするので、
書いてません(笑)

今回の「ディーパンの闘い」は2月に観に行ったのですが、
考える事が多すぎて、なかなか書けませんでした(●´ω`●)ゞ

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

内戦中のスリランカで、希望もなく兵士として闘うディーパン。

内戦で家族を失った女性と少女との3人で
「家族」を装って祖国から脱出します。

脱出先は「内戦のない」「平和」であるはずのフランスはパリ。

闘いから逃れて辿り着いたはずの場所にも、
更なる闘いが待っていました。。。
言葉の壁。習慣の違い。そしてパリの密売組織による暴力。


ディーパン役の俳優さんは、
実際にフランスに亡命したスリランカ内戦の元兵士さん。

映画のオープニングとラストで流れる美しい音楽や歌声と、
ディーパンがパリでの闘いを心に決めた時に歌う、
戦闘意欲を鼓舞する為の野蛮で野卑な歌声との対比が、
とても切なかったです(ノ_-。)

暴力に晒された時、反射的に蘇る兵士の闘志。
家族と自分の、身を守る為の。


難民の問題、移民の問題、様々な問題が次々と浮かび上がり、
翻弄され、傷つけ合いながらも、
本当の「家族」になっていく3人。

目の前に山積みにされた問題は、
時間をかけてぶつかり合いながら、
リアルな人間同士の体温や愛情を感じる事でしか、
解決する方法なんかないのだなぁと思いました。
近道はない。

逆に、問題を共に乗り越えた人達にしか味わえない共同意識や、
深い繋がりによる安心感や満足感もあると思うので、
最終的には「問題があった」という事も、
受け入れて消化されていくのでしょう。

人間同士の深い繋がりでしか埋められないものって、ありますね。

ゾウの、どアップの映像が差し込まれていて、
何もかも見透かしているようで、
哀しみと怒りを湛えたゾウの目も、印象的でした。

いい映画だったと思います(*´▽`*)



離れたくない故郷を追われた人達が、
いつか故郷に戻れる日が来ますように。