先日、映画「グリーンブック」を観てきました(*´▽`*)。
1960年代のアメリカで、実際に在った事を映画化された作品です。
「グリーンブック」とは、
黒人さん専用の、小さな旅行ガイド冊子。
”このホテルなら、黒人さんも快適に泊まれますよ。”
”このレストランなら、黒人さんも快適に食事できますよ。”
という、人種差別の象徴のような、おぞましい、ガイドブック。
物語は、黒人さんでピアニストのドクター・シャーリーが
北部よりも更に差別の激しい、時に”黒人さん”という理由だけで、
命を落とすことも珍しくない南部へのツアーを決行する為に
車の運転手さんを募集していたところへ、
イタリア系白人さんのトニー・リップが紹介を受けて現れたことで、
二人の出会いと、旅が始まります。
お二人とも実在の人物なのですが、
そのコントラストが、あまりにも見事で。
言葉にしてしまうと、とても陳腐な表現になってしまうのですが、
それはもう”運命的に出会った”としか、思えない(≧▽≦)。
ドクター・シャーリーは幼少期からピアノの才能を認められ、
音楽院で学び、「ドクター」の名前通り、博士号も取得。
物静かで、姿勢もマナーも良く、あの時代の黒人さんでありながら、
ホワイトハウスに招かれて演奏する程の才気の持ち主。
一方の運転手として雇われたトニー・リップはといえば、
子供の頃から口先で人様を丸め込むのが得意なのですが(笑)
人様を丸め込めるだけの、真っ直ぐさや、
堂々たる胆の据わり具合、率直で憎めないところなど、
人間的な魅力に溢れた人物です。
実際には用心棒としても腕が良くて(笑)
躊躇なく、拳を振るうのですがね(≧▽≦)。
真面目なドクター・シャーリーと、
おおらかなトニー・リップの関係は、
最初はお互いにギクシャクしたり、腹を立て合いますが、
本当は北部でツアーをすれば、
ドクター・シャーリーは3倍のギャラを安全に稼げること。
人種差別を変えていく為に、南部に乗り込んだこと。
毎夜、演奏仲間の白人さんたちの輪にも入らず、
カティサークというイギリスのウィスキーを
一人で1本、飲み干していること。
同性愛者であること。などに触れていくうちに、
トニーはシャーリーの心の奥底の、苦悩や哀しみを感じ取っていきます。
そしてトニーの、美人の奥さまや子供たちに対する深い愛情や
飾り気のなさ、子供のような茶目っ気、頼りになる問題解決能力、
世知に長けた懐の深さに触れ、
シャーリーも心を開いていきます。
お金持ちの白人さんたちは、
「自分たちは差別などしない、知識人である」
という優越感に浸りたい為に
黒人さんであるシャーリーを招いて、演奏会を開いていることを
シャーリーは知っています。
生い立ちや、性的な指向から、自分が白人でも黒人でも無く、
人間ですら無いと、感じて生きてきました。
でも、そんな苦しみを抱えているシャーリーだからこそ、
自分が、変えていくのだという決意を持って、
南部での、命懸けのツアーを決行しました。
演奏仲間が、トニーに語ります。
「才能では、人は変えられない。勇気が、人を変える。」と。
私の大好きなロード・ムービーでもあり、
とても楽しくて、
そしてあの時代に、
本物の勇気を持って、闘っていた人たちに会えたようで、
見終わった後、胸がいっぱいになる映画でした(*´▽`*)。
全編、もちろん音楽も最高でした(≧▽≦)。
実在の人物であるお二人は、生涯の友となり、
2013年に、数か月の差で亡くなられたそうです。
共に、その時代を生きることが
使命であったかのように。
映画を見終えた後、思い出したのは、
シドニー・ポワチェという大好きな俳優さん。
そして
吉田ルイ子さんのノンフィクション、
「ハーレムの熱い日々」
そして、チャップリンの名言。
「「変人」という生き方」でも
「独創とは勇気である」という言葉が在りましたが。
人の心を動かすのは、「勇気」だけなのかもしれませんね。
積み重ねていく勇気。
「やる」という勇気。
「やらない」という勇気。
受け入れる勇気。
放棄する勇気。
「勇気」というのは、誰にも何者にも左右されない、
たった独りの、決断と行動なのかもしれませんね(*´▽`*)。
1960年代のアメリカで、実際に在った事を映画化された作品です。
「グリーンブック」とは、
黒人さん専用の、小さな旅行ガイド冊子。
”このホテルなら、黒人さんも快適に泊まれますよ。”
”このレストランなら、黒人さんも快適に食事できますよ。”
という、人種差別の象徴のような、おぞましい、ガイドブック。
物語は、黒人さんでピアニストのドクター・シャーリーが
北部よりも更に差別の激しい、時に”黒人さん”という理由だけで、
命を落とすことも珍しくない南部へのツアーを決行する為に
車の運転手さんを募集していたところへ、
イタリア系白人さんのトニー・リップが紹介を受けて現れたことで、
二人の出会いと、旅が始まります。
お二人とも実在の人物なのですが、
そのコントラストが、あまりにも見事で。
言葉にしてしまうと、とても陳腐な表現になってしまうのですが、
それはもう”運命的に出会った”としか、思えない(≧▽≦)。
ドクター・シャーリーは幼少期からピアノの才能を認められ、
音楽院で学び、「ドクター」の名前通り、博士号も取得。
物静かで、姿勢もマナーも良く、あの時代の黒人さんでありながら、
ホワイトハウスに招かれて演奏する程の才気の持ち主。
一方の運転手として雇われたトニー・リップはといえば、
子供の頃から口先で人様を丸め込むのが得意なのですが(笑)
人様を丸め込めるだけの、真っ直ぐさや、
堂々たる胆の据わり具合、率直で憎めないところなど、
人間的な魅力に溢れた人物です。
適当な嘘をついて その場を切り抜けてというザ・ハイロウズの曲に出てくるような。
誰ひとり 傷つけない 日曜日よりの使者
実際には用心棒としても腕が良くて(笑)
躊躇なく、拳を振るうのですがね(≧▽≦)。
真面目なドクター・シャーリーと、
おおらかなトニー・リップの関係は、
最初はお互いにギクシャクしたり、腹を立て合いますが、
本当は北部でツアーをすれば、
ドクター・シャーリーは3倍のギャラを安全に稼げること。
人種差別を変えていく為に、南部に乗り込んだこと。
毎夜、演奏仲間の白人さんたちの輪にも入らず、
カティサークというイギリスのウィスキーを
一人で1本、飲み干していること。
同性愛者であること。などに触れていくうちに、
トニーはシャーリーの心の奥底の、苦悩や哀しみを感じ取っていきます。
そしてトニーの、美人の奥さまや子供たちに対する深い愛情や
飾り気のなさ、子供のような茶目っ気、頼りになる問題解決能力、
世知に長けた懐の深さに触れ、
シャーリーも心を開いていきます。
お金持ちの白人さんたちは、
「自分たちは差別などしない、知識人である」
という優越感に浸りたい為に
黒人さんであるシャーリーを招いて、演奏会を開いていることを
シャーリーは知っています。
生い立ちや、性的な指向から、自分が白人でも黒人でも無く、
人間ですら無いと、感じて生きてきました。
でも、そんな苦しみを抱えているシャーリーだからこそ、
自分が、変えていくのだという決意を持って、
南部での、命懸けのツアーを決行しました。
演奏仲間が、トニーに語ります。
「才能では、人は変えられない。勇気が、人を変える。」と。
私の大好きなロード・ムービーでもあり、
とても楽しくて、
そしてあの時代に、
本物の勇気を持って、闘っていた人たちに会えたようで、
見終わった後、胸がいっぱいになる映画でした(*´▽`*)。
全編、もちろん音楽も最高でした(≧▽≦)。
実在の人物であるお二人は、生涯の友となり、
2013年に、数か月の差で亡くなられたそうです。
共に、その時代を生きることが
使命であったかのように。
映画を見終えた後、思い出したのは、
シドニー・ポワチェという大好きな俳優さん。
そして
吉田ルイ子さんのノンフィクション、
「ハーレムの熱い日々」
人生は恐れなければ、
とても素晴らしいものなんだよ。
人生に必要なもの。
それは勇気と想像力。
そして少しのお金だ。
「「変人」という生き方」でも
「独創とは勇気である」という言葉が在りましたが。
人の心を動かすのは、「勇気」だけなのかもしれませんね。
積み重ねていく勇気。
「やる」という勇気。
「やらない」という勇気。
受け入れる勇気。
放棄する勇気。
「勇気」というのは、誰にも何者にも左右されない、
たった独りの、決断と行動なのかもしれませんね(*´▽`*)。
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