2018年10月9日火曜日

下ネタ50%の品性


私ごときが「品性」について書かせていただくのは
ほんとに僭越(せんえつ)なのですが💦

どうしても「品性」や「品格」というものを
感じてしまう方がいらっしゃるのです。

普段は下ネタ50%のtweetを呟かれる方なのに(笑)
何故?この方に品性を感じてしまうのか?

少し前に紙の方の京都新聞
評論家の川本三郎さんが「品性と品行」という
コラムを書かれていたのを思い出して。

そのコラムで小津安二郎監督
「小早川家の秋」という映画の中で
原節子さんが仰ったセリフが引用されていました。

「品性の悪い人はごめんだわ。
品行はなおせても品性はなおらないもの」

ちょっと前に秘書を罵倒した女性議員さんが
落選して、不倫疑惑を報じられた女性議員さんは
当選したことにも触れられていて、
「前者は品性が疑われたのに対し、
後者は品行の問題だったから寛大に見る人が
多かったのだろう」と書かれていました。

お金に関しては、
「「ケチ」は生き方、品行だから問題はないだろうが、
「せこい」は品性に関わるから嫌われる。」

脚本家の山田太一さんのエッセイに書かれていた
渥美清さんの言葉も引用されていて、
「うまいもんがあると聞くと
捜してでも食いに行くなんて、
なんか、品がないよなぁ」

「「地味は粋の行きどまり」と言う。
目立たない、出しゃばらない、
大言壮語(たいげんそうご)しない。
品性とは結局、恥じらいを知っているかどうかだろう。」

電車の中で見かけた光景にも触れられていて、
シルバーシートに座った若い女性たちが
ものを食べて騒いでいても
渋い顔をしながらも誰も何も言わなかったのに、
工事現場の帰りらしい二人のおじさんが注意をすると

女性たちは舌打ちをして(!)
「こんな汚いおやじに言われたくない」と
ふてくされたそうですが(!)

「俺たちはガラは悪いかもしれないが、
おまえたちみたいに行儀は悪くない。」
と見事な切り返しをされたそうです(≧▽≦)。


コラムを思い出して、
何故?ツイ友さんであるその方に
「品性」を感じるのか?と考えてみますと

下ネタ50%なのですが(笑)
人様の悪口を書いたり、人様を見下げたりしない。
愚痴や不平不満も書かれない。
車からポイ捨てする人には厳しい。
奥様とお子様に対する愛情が、
アピールされている訳でも無いのに滲み出ている。

ご自身は食べない高いお菓子も
お子さんには買って差し上げたはる。
何でも食べはる。

tweetも基本、笑いを重視されているように感じる。
お説教めいたことは書かれないのに
時に核心を突くtweetをされる。
(すぐに削除されているようですが)

そして思い返せば
回転するお寿司を描いてみた件
閲覧注意 日野日出志さんの漫画が大好きだ
どちらのブログも、このツイ友さんの呟きから
書かせていただいたブログなんですね。

どんだけフォーカスしてんねん!
って話ですが(≧▽≦)。

なんというか「武士は食わねど高楊枝」的な
大人の男性の品性とか品格を見てしまうんですね。

今どき、何でもかんでもSNSに垂れ流すのが当たり前で
「やせ我慢」なんて流行らないのかも知れませんが、

やせ我慢をご自身の中で消化できる
度量のある方なのだなーと。

まさしく「武士」を見てしまうんですね。
無意識に身に付けて来られたであろう
美学や生き方。
とても美しい魂を感じてしまうんですね。

昔の武士が下ネタを言っていたかは謎ですが(笑)
現代の武士は下ネタと笑いを呟きながら
地味に、粋に、男の背中を見せたはるのだなーと。

そこに私は品性や品格を感じるのだなーと
思いました(*´▽`*)。

川本三郎さんのコラムの最後に書かれていたのは
吉田茂さんの息子さんで
作家の吉田健一さんの言葉で

「戦争に反対する唯一の手段は
各自の生活を美しくして、
それに執着することである」

そして川本三郎さんの言葉として
「美しさとは品性であることは
いうまでもない。」



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じゅごんろ~どnote

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