2019年6月20日木曜日

月曜の夜 あなたの話を聞かせて


決して京都新聞の回し者でも関係者でもないのですが(笑)
京都新聞ネタが続きます(≧▽≦)

昨日、6月19日、水曜日の紙の方の京都新聞に
「祇園でお坊さん傾聴バー」という記事が
掲載されていました。

月曜日の夜、祇園会館近くで、
京都の僧侶たちが来店者の話に耳を傾ける
「相談・坊」の活動を5月から始められたとのこと。
出勤前のホステスさんや、仕事帰りの会社員さんなど
幅広い方々との出会いを待たれているそうです。
お酒を飲む方も飲まれない方も。

現代社会と仏教をつなごうと活動されている
京都仏教文化フォーラム」さんが主催。

「傾聴僧の会」代表の石倉さんは、
「救いにつながるのなら、法話でも傾聴でも
どちらでもいい」とされながらも、
徹底して話を聞く方が相手の心に響いていると
実感される事が多いそうです。

「私たちが答えを出してはいけない」という心掛けで、
相談者さんの思いを支えるのが理想と。

会場は東山区祇園町北側のソニアビル地階
「祇園・ギャザー」で、月曜日の午後6時から8時。
料金はワンドリンク付きで30分、千円。
予約は京都仏教文化フォーラムのホームページから出来ます。
https://www.bukkyo.tv/soudanbou/


何年か前から、お坊さんとお話しするBARや
お茶会みたいな催しを目にすることが
増えたように思います。

お寺やお坊さんが、
拝金主義的、権威主義的になってしまって、
仏教を説きながら内紛があったりで、
政治から人心が離れたのと同じような理由で、
仏教からも人心が離れたのだと思います。

自分の願いを叶えたい人々の欲や、
神の名を騙り、お金儲けをしたい人々のお蔭で、
神社や龍神様は大流行しましたが、
地味な仏教やお寺は、陰に隠れた感じになっていますね。

でもそのお蔭で、仏教本来の役割が
浮き彫りになってきたように思います。

今日の紙の方の京都新聞にも
お釈迦様は最初は仏教を広めようとは
されなかった事が書かれていました。

「この考えを広めても、現状を楽しく生きている人には
無関係なこと」と。

沢山の人に広めて組織が大きくなったが為に、
個の幸せからは遠ざかる、ということが
仏教だけではなく様々な世界で起きていると。

お寺って、昔はもっと広く門戸が開かれていたように
思うのですが、
現在は、「お金を払ってくれる人優先」
って気がするんですね。

神社もお寺も建物やお庭の維持管理等に
沢山のお金が必要なのは理解できるのですが、
「そこまで煌びやかに金々満々する必要ある?」って
思ってしまうような事も少なくありません。
檀家さんは減る一方なのに。

職人さんたちの技を引き継ぐ目的もあるとは
思うのですが、
権威を高めるよりも、敷居を低く保つことが
お寺の役割ではないのかなー?と
全くの部外者ながら疑問に思っていた訳です(笑)。

悩みを聞いて、心を軽くして差し上げたり、
困っている方に智慧を授けたりするのが、
本来の仏教ですよね???


ネットを通じて、沢山の人と気軽に知り合える時代なのに
心の内を聞いてもらえる人すらいない人も
多いと聞きます。

全く知らない他人様に、話を聞いてもらった方が
心が楽な時もありますよね(*´▽`*)。
自分の周りの人とは違う、ものの見方も知れたり。

話すだけで、心が整理されたり、
軽くなることも多いものです。

もっともっと、こういう場が
日常的に存在すれば、
それはそれで、楽しいのではないかなーと思います。

私が子供の頃は、ライブハウスに居た大人の人たちが、
戸惑いながらも向き合って聞いてくれはった思い出が
あります。

なんて事ない会話だったと思うのですが、
それでも、大人の人が、
きちんと向き合って聞いてくれはった事が、
とても誇らしかったことを、覚えています(*´▽`*)。







じゅごんろ~どnote

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