2018年1月28日日曜日

そのセミナーに行く前に



昨日も雪が降っていた京都です。寒い日が続いていますが皆さんお元気でしょうか(*´▽`*)

先日の「現代的スピリチュアルが苦手だ」にも書かせていただいたのですが、ネットの世界では人様を煽って、お金にしようとする人たちが沢山いたはります。それはもう私がブログを書き始めた当初からあったことなので、少なくとも6~7年は続いていることになります。誇大広告とか憶測による未来予想で人様を不安にさせる方法も、ネットのお商売としてはよくある手法です。
最近では「楽に、簡単に、誰でも稼げる」が合言葉のように使われていましたね。
といってもあめーまを離れる前なので、1年半くらい前ですね(///∇//)。

なんで騙されはるのかなー?とずっと不思議だったのですが、「欲があるから騙される」というのも事実の一つだとは思うのですが、
誰もが騙される可能性があるんですよね(´・ω・`)。

私はたまたま、犯罪を犯す人の気持ちが解らなくて、自己防衛の為にもそれを知りたいと思い、10代~20代の頃に、その頃はまだ少なかった犯罪に関する本を読み漁ったりしたので、今のところは騙されずに済んでいるのかなー?と思いました。「変人は身を助く」。そんな諺(ことわざ)はありませんが(///∇//)。

「キラキラ起業」って、確か元々は芦屋とか田園調布にお住いの「根っからのお金持ち」の主婦の方が、海外で習得された知識や技術などをご自宅(豪邸)で教えるお教室が始まりであったように思います。
もちろん「根っからのお金持ち」の方はお友達も皆さんお金持ちなので、いやが応にもキラキラしてしまうのです。お友達同士の内輪だけでグルグルとお金が回っている発展性のない事業でも、全く問題が無い訳です。本物さんたちは。
無理矢理に盛ってキラキラを偽装されていた訳ではないのですよね。

上辺だけを真似して「こんなにキラキラしてる私」を演出するから「イタイ」という表現をされはるのかなーと思います。「嘘が常態化されてる方は他人様の嘘にも気付かない」という法則のように同じような盛り方をされている方々が数珠繋ぎに繋がっていくのも不思議なものですね。
それでもご自身の責任で何をされようとご自由な訳ですが、問題は「なんの経験も無かった私でもこんなに稼げています!あなたもキラキラして稼ぎましょう!」ってとこなのだと思います。
いわゆるセミナービジネス、コンサルビジネスですね。

トップの方にはそれなりに人を引き付けるものがあったとしても、そこに集う方々にも同じように再現できる可能性は限りなくゼロに近いことは見ればわかりますよね
トップでさえ、いくらキラキラしているように見せかけても実質が伴わなければ数年で消えていかはりますね。

映画「ジグソウ:ソウ・レガシー」のレビューに書かせていただきましたが、

「人間の弱さというか脆さというか、その行為自体が「犯罪」でもないし「法に触れる」ことでもないなら「このくらいいいよね?」「みんなやってるしね?」「どうってことないでしょ?」と流される。

ほんの少しの親切心や思いやりがあれば回避できるのに、それを怠って自分の弱さに流されたが故に、誰かの命が失われてしまう。
「でも直接手を下した訳じゃない。(直接手を下した人もいますが)自分のせいじゃない。」と過ちと向き合う事も無い人たちに「ジグソウ」は罰を与えるのですが、生き延びられるチャンスも与えます。ジグソウの哲学に則ったやり方で。」

なんというか立件できないような詐欺的ビジネスってまさに、こういう感じだと思うんですよね(´・ω・`)。「他者に対する良心があれば回避できたこと」。


私もこの件に関して見て見ぬふりをすることも出来た訳ですが、このブログにはハンドメイド作家志望の方からのご質問が多いことも考えると、やっぱり書いておかないと後悔するなーと思いました。

私個人は「セミナー」そのものが悪いとは思っていませんし、普通に会社で招致した方のセミナーを無料で聴かせていただいて、「おー。いいお話を聞けて良かったなー」という事もあります。
企業コンサルさんのリアル知人も善良な方で、いつも誰かの為に東西奔走されています。
ブロ友さんの企業向けITコンサルさんも、ブログを通して知り合っただけの私を、無償で応援してくれはりました。

その「職業」や「仕事」が悪い訳ではなく、やはりその人が「何を書いているか」「何をやっているか」そしてその向こう側を見極める事が大切なのかなーと思います。

とはいえ、これだけ騙される方々が多いという事は、騙す側がいかに狡猾(こうかつ)で上辺を装うことに長けているかという事でもあると思います。

「繋がりが大事」と震災以来よく言われる事ではありますが、繋がってはいけない人もいます。そしてそんな方ほど、ネット上での声が大きく、人と繋がることが好きで、「上手くいっている」ように装うのが上手です。