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2018年10月5日金曜日

永観堂さんから南禅寺さん~木屋町へ


先月になりますが野暮用で
永観堂(えいかんどう)さんに行ってきました(*´▽`*)。
(画像はクリックしていただきますと
大きく表示されます)

永観堂さんの正式名称は
聖衆来迎山 無量寿院 禅林寺です。
(しょうじゅらいごうさん むりょうじゅいん ぜんりんじ)


曇っていたので涼しくて、
とても良いお日和でした。


今気付いたのですが(笑)
なんだかこの曇って
いろんな人の横顔が写っているように見えるのは
私だけでしょうか?(笑)



少しだけ紅葉も始まっていましたよ♪


孔子の言葉で
「過ちて(あやまちて)改めざる。これを過ちという」と
書かれていました。

「間違っていたなー」と思ったら、
ちゃんと改めれば、それは「過ち」では無く
「経験」となるけれども

「間違ってるなー自分」と思っても
改めなければ本当の過ちになってしまう。
と解釈しました。

「違うかも?」って思ったら
どんどん修正していくことって
大切ですね(*´▽`*)。

「信念があること」と
「ただの頑固」は別物なんでしょうね。

と書いていて何なんですけど(笑)
2日連続でワンピースを裏返しに着たまま
外出してしまった私です(///∇//)。
反省してます(///∇//)。




美しい鯉も沢山いました♪



でも、1匹だけで悠々と泳いでいる
鯉もいましたよ(*´▽`*)。


鯉も人間と同じように
持って生まれた性分があるのかも?






白くて綺麗な狛犬さんがいました♪


ぼやけてしまっていますが💦瓦紋です。

ここから南禅寺(なんぜんじ)さんに向かいました。


水路には沢山の貝殻。
しじみ???
しじみなの???



素敵な狛犬の鬼瓦(≧▽≦)。


根っこフェチにはたまらない根っこでした(≧▽≦)。





南禅寺さんでは天井の龍の絵も覗いてきました♪
台風の影響があちこちに残っていたせいか?
観光のお客様も少なかったですね。



水路閣は1888年(明治21年)の
完成ですので、130年前になりますね。

レンガの朽ち方って、また独特で
大好きです(≧▽≦)。



水が流れる音を聞きながら歩く歩く。


久しぶりの木屋町通りも
ビックリするくらい空いていて
歩きやすかったです♪


高瀬川沿いをてくてく。


何故か柳の木の下に入るのが好きです(笑)
幽霊かよっ(≧▽≦)。

お付き合いくださって
ありがとうございます(*´▽`*)。



金平糖袋(朝焼け)








じゅごんろ~どnote

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2018年6月24日日曜日

田川啓二さんとフジコ・ヘミングさん


昨夜はNHK・Eテレの「switchインタビュー」に
ビーズ刺繍デザイナーの田川啓二さんと
ピアニストのフジコ・ヘミングさんが出演されていたのですが

田川啓二さんの、
ため息が漏れてしまう華やかさなのに、
どこか素朴なビーズ刺繍作品に興奮しました(≧▽≦)。

100年くらい前のアンティークの椅子に、
全て手刺繍のビーズ刺繍をあしらわれていたり、
おばあ様から受け継がれた着物を見て、
その職人さんたちの刺繍に感銘を受け、
着物というものを後世に伝えていきたいというお気持ちで
着物にビーズ刺繍をされていることなどもお話しされていました。

いろんな手仕事が機械化されていくだろうけども、
人間が全て手仕事で作った作品を残しておきたいということ、
「この作品をもう二度と見ることができない」と思うと
販売は出来なくて、手元に作品を置いていらっしゃる事も。

フジコ・ヘミングさんもビーズ刺繍がお好きで、
お若い頃に1920年代のお母さまのお洋服からビーズを外して、
ご自身でリメイクして作られたビーズ刺繍のお財布を
今も大切にされていました(*´▽`*)。

この日のファッションも可愛くて素敵で、
100年くらい前のアンティークレースや
昔の子供用のお着物をアレンジしてお召しでした♪

パリのカフェでお茶をしていると、
粋な紳士が「昔のパリジェンヌみたいだ」と
褒めてくださったそうです(≧▽≦)。

現在はパリでもユニクロ・ファッションが多いようで
昔のように粋で個性的なファッションは減っているそうですね。

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フジコ・ヘミングさんはハーフとして生まれて
大変なご苦労をされてきた方ですが、
そんな時にもいつも、誰かがとても認めてくださって、
だから頑張って来れたと仰っていました。

60歳でCDデビューって凄いですよね(≧▽≦)。

「心を清らかにしていると、上手く行く気がする」って
仰っていて、
あーなんか解る気がするーと思っていたら、
私も「毎日することリスト」みたいなのを
紙に書いて貼ってあるのですが

その中に、「心をきれいにしておく」
という項目があるのです(///∇//)。

汚れすぎてしまっているので(笑)
忘れないようにする為です(≧▽≦)。

「うまくいく」っていうのは
お金持ちになるとかチヤホヤされるって事じゃなくて
不安に囚われる事が無いってことかなーと
思いました。

不安に囚われないと、「みんな」に流されないし
誰かに合わせて疲弊することもないし
自分の道を歩けるから。

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田川さんもフジコさんも、お二方共に美しいものがお好きで、
「美しいものを見ると心が豊かになりますね」って
お話をされていて、
ほんまにそうやなーと思ったのですが、

何故、美しいものを見るだけで心が豊かになるのかな(@_@)?
と考えますと

「美しいもの」ひとつを作るのに、
その作り手さんと、作り手さんに影響を与えた人々、
影響を与えた経験や思想や自然、
それに関連する人々、

そして材料や素材を作る人たちと、
その方々に影響を与えた人々や経験や思想、自然など

「美しいもの」が作られるには
何百何千何万何億という、人やものや自然が
複雑に絡み合って影響を与えているからかなー?と思いました。

美しさに厚みを与えているというか。

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お二方ともに表現される言葉や世界観も美しくて
見ていてとても楽しかったです(≧▽≦)。

田川啓二さんの様な技術には程遠いですが
私もまたたくさん刺繍をしたいなーと
思いました(*´▽`*)。

リネンとビーズのお花ブローチ







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2018年4月2日月曜日

人形浄瑠璃文楽・曾根崎心中を観劇してきました♪


春風が強い日は、車が信号待ちをしている三叉路(さんさろ)の真ん中で、落ち葉や桜の花びらが渦を巻いたり追いかけっこをしていたり。

その様子に見惚れてしまって、信号が青に変わってもなかなか歩き出せず、端っこに寄ってずっと眺めてしまうこの頃です(///∇//)。

少し時間が経ってしまいましたが、今年も京都府立文化芸術会館人形浄瑠璃文楽を楽しんできました♪
チケットを買ったのが昨年の10月か11月だったので、すっかり忘れていたのですが(笑)ファミリーが公演前日に思い出してくれて危機一髪でした(≧▽≦)。


とても美しいお人形が出迎えてくれましたよ(*´▽`*)。



お迎えの時はお二人でお人形を動かされていますが、舞台では三人の男性が1体のお人形を動かさはります。


太夫(たゆう)さんが語られる言葉は少し古い言葉使いではありますが、現代の言葉に置き換えた字幕スーパーもちゃんと出ますので、大丈夫です♪

今回の演目は近松門左衛門作、「曾根崎心中・生玉社前の段/天満屋の段/天神森の段」を観てきましたよ(*´▽`*)。
偶然にもその数日前に梅を愛でに行ったのが天神さん、北野天満宮で、演目とリンク。天神・天満繋がりですね(笑)。

さて、ストーリーは笑い話ではなく、理不尽に翻弄され、絶望し、死を選んでしまう男女のお話です(´・ω・`)。
実際にあった心中事件をモチーフに作られた物語りだそうで、当時は心中が流行ったそうです。
「心中」が「流行る」というのも怖い話ですね((((;゚Д゚))))。

主人公の徳兵衛には相思相愛の遊女・お初という女性がいましたが、徳兵衛の誠実な働きに感心した雇い主でもある実の叔父は、自分の娘との縁談を進めようと、縁談を断る徳兵衛を無視して、徳兵衛の継母に結納金(ゆいのうきん)を納めてしまいます。

それでもお初のことが好きな徳兵衛が頑として縁談を断りますと、怒った叔父からは大阪から出て行けだの商売はさせないだのと言い渡されます。

なんとか継母から結納金を取り返したのも束の間、「どうしてもお金が必要だ」という親友・九平治の頼みを聞いて、3日間のみという約束で証文を書き、判を押してもらい、お金を貸す徳兵衛でしたが、それが大きな罠だったのです。

徳兵衛が九平治に返済を迫りますと、九平治は「借金などした覚えがない」というではありませんか。

証拠になるはずの証文を見せても、「その判子は盗まれたもの。盗難届けも出して、新しい判子を登録してある。おまえが判子を盗んで俺からお金を騙し取ろうとして、そんな証文を作ったのか!」と盗人呼ばわり、詐欺師呼ばわりをされ、それを聞いていた周りの人たちからも徳兵衛はボコボコにされてしまいます。

公衆の面前で信じていた親友に裏切られ、罵倒され、結納金を返せる当ても無くなり、大阪にも居られない。。。商人さんにとって一番大切な信用が失われ、身も心もボロボロになってしまった徳兵衛には、自らの命を絶つことでしか身の潔白を証明する術は残されていませんでした。

愛するお初に覚悟を伝えますと、「徳兵衛が詐欺を働いた」と噂する他の遊女たちの話を聞き、胸を痛めていたお初も覚悟を決めます。

お初に気のあった九平治から徳兵衛の悪口を聞かされても、二人の間で何年も積み重ねてきた時間は、お初の気持ちを1㎜も動かすことはありませんでした。。。

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お初は遊女ですので、結婚する為には「身請け」をしなければならず、「身請け」するには莫大なお金が必要でした。(部屋代・衣装代など何かと理由をつけては遊女さんたちの借金は膨らむばかりだったそうです。)

そんな大金を払える当てもない徳兵衛が、お初のことはさっさと諦めて叔父の娘さんと結婚すれば良かったのでしょうか?
自分の気持ちに嘘をついて?沢山の人を欺いて?
いつかバレますよね。

困っている親友を見捨てて、さっさと結納金を返してしまえば良かったのでしょうか?

物語りそのものには「時代」という背景もありますが、現代でも似たような選択を迫られる場面はあるように思います。
今回もいろいろと考えさせてもらえた舞台でした。

公演が終わってロビーで休憩していますと、他の見ず知らずのお客様たちから「僕、泣いちゃいましたよー」とか「感動しましたねー」と話しかけられ、ひとしきり感動を共有しました(*´▽`*)。



今年もクリアファイルと一筆便を買いました♪


お狐さんと黒子さんの絵柄が意外とキュートです♪


街路樹の(たぶん)レンギョウも満開で、とても華やかで可愛かったです(∩´∀`)∩。




縞大島のシュシュ(大)






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2018年3月25日日曜日

2018北野天満宮(梅を愛でに)其の五




「梅を愛でに」なんて書いてるうちに
桜が咲き始めてしまいましたね(///∇//)。


ちょっと世間様より遅れている感じが「じゅごん時間」です(笑)。



走って梅を愛でることは出来ないですもんね。ゆるゆると歩きながら、時に足を止めて梅の木と向き合って。


外側の存在と向き合うというよりも、本当は自分と向き合っている時間なんでしょうね(*´▽`*)。


外側に対して感じることは自分自身を確かめる作業でもありますね。



お酒の風味の濃い、とても美味しい酒饅頭をいただきましたよ♪



とても古いものに囲まれながら。


時を経ても変わらず美しいもの。変わらず愛しいもの。変わらず楽しいもの。


時を経たからこそ美しいもの。愛おしいもの。面白いもの。


そよそよと風に吹かれて美味しいお饅頭までいただけて、とても楽しくて幸せな時間を過ごせました(∩´∀`)∩。

お付き合いくださってありがとうございましたヾ(@^▽^@)ノ♪



シルクのシュシュ(水面の桜)







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