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2019年11月10日日曜日

振袖から真綿の綿入れ半天にリメイクの作り方8(裏袖口に真綿を入れる)


小春日和続きの京都です(*´▽`*)♪

さて今回は裏袖口の綿入れです♪

袖口丈+5㎝×2で5㎝幅の真綿を2枚裁ちます。
この場合、袖口丈が18㎝ですので
18㎝+5㎝×2=46㎝。
5㎝×46㎝の真綿を2枚、裁っていただきます。

5㎝幅を半分の2.5㎝に折っていただいて
裏袖口の「ふき」部分に突き当たるように置きます。
和紙のような感触の方が外側になるように
置いてくださいませ。


真綿を包むように袖口布を折って
待ち針で留めます。
1㎝の縫い代に0.4㎝の「ふき」ですので
1.4㎝折り返す訳ですね(*´▽`*)。

写真の真綿は以前の残りを使っていますので、
ちょっと多いですが(笑)。


袖口布は裏布にしつけで留められていますので、
そのまま包みましたら、
袖口布と真綿の「綴じ」をします。

袖口布の折り返し部分(ふき山)から8㎜くらいのところに
2㎝くらいの間隔で、裏から見て綴じをしますが、
表にも裏にも1~2㎜くらいの小さな針目が出るように
綴じをします。


綴じが出来ましたら、袖口布に表袖を被せるように
置いていただきます。
この時、表袖も1㎝の縫い代分を折ってある状態です。

0.4㎝の「ふき」分が表袖から出るように
待ち針で留めましたら、表袖の端から4㎜くらいのところを
しつけしていきます。

「しつけ」は後から解きますので、
表布と裏布がズレない為の「しつけ」です♪
綿が入っていますので、ちょっと縫いにくいですが、
お針を垂直に入れていただきますとズレにくいですね。


お袖口にこんもりと綿が入った状態です♪
ほんの少し綿が入っただけですが、
綿入れ好きにはたまらなく、
テンションが上がります(≧▽≦)。

ふかふかや~~~ん♪
ふわふわや~~~ん(ノ´▽`)ノ♪

船底袖の形が更に、可愛さを助長します(笑)。

次回は袖付け部分の「留め」と
袖付けをします♪













じゅごんろ~どnote

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2019年11月9日土曜日

振袖から真綿の綿入れ半天にリメイクの作り方7(裏袖を縫う)


昨日は立冬でしたが、本日もお昼はポカポカ陽気の
小春日和だった京都です(*´▽`*)。

朝晩は冷え込むようになってきましたので、
これからは紅葉が楽しみな時期ですね♪

さて。今回は裏袖の縫い方です。


裏袖は、袖口から1㎝の縫い代と、
「ふき」を0.8㎝取っていますので、
端から1.8㎝の所から、おヘラ通りに縫って頂く訳ですが、
この時も表袖と同様に袖口から2㎝くらいを
半返し縫いにしていただきます。

そして袖付け側で縫い終わった糸は、
切らずにそのまま、残しておいてくださいね。

この時「何故、糸を残しておくんですか?」
っていうような質問を、
和裁のお稽古に通い始めた頃はしたことがありましたが、

先生が「あとになったら解かる♪うふふ♪」
って感じで教えてくださらなかったんですね。

で、実際、本当に後になったら
「なるほどーーー!!!」って(≧▽≦)。
ああ。この為に必要なことだったのかー!って。

なんていうか、四の五の言わずに、
疑問は頭の片隅に置いておいて、
言われた通りにとりあえず無心で手を動かすって、
そういう感覚を歳を重ねれば重ねるほど
忘れがちになると思うのですが、

そういう感覚になることが大切な時も
あるなーって思いますね(*´▽`*)。

先人たちから受け継いできたものを
とりあえず丸々受け入れてみる。
「なるほどー!!!」って後になって
思い知る。

すごいなーって思うことって、
沢山ありますよね(*´▽`*)。


そして裏袖も表袖と同様に
前袖側に折って、0.2㎝のキセをかけて
後ろ袖だけを外してしつけをしておきます。

次回はお袖口の綿入れになります。
今度は本当です(///∇//)。














じゅごんろ~どnote

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2019年11月5日火曜日

振袖から真綿の綿入れ半天にリメイクの作り方6(表袖を縫う)




すみません💦
前回のブログで「次回はお袖口の綿入れです」って
書かせていただいていたのですが、
その前にお袖を縫わねばならぬではないか!
ってことをすっかり失念しておりました💦

すみませんでした(´・ω・`)。

前回のブログも加筆修正させていただきました💦

表袖は印付けしていただいた通りに
袖口から袖付けまで縫っていただきますが、

袖口部分のみ、おヘラ(印)から2㎝のところまで
半返し縫いをしていただきます。
お袖口は手首が動く部分で傷みやすいので、
丈夫にする為に半返し縫いにしますよ♪


縫っていただけましたら縫い代を前袖側に倒して、
0.2㎝のキセをかけます。

「キセ」は縫い目が見えないように、
縫い目よりも内側で折って、
型を付けることを云います。


お袖はカーブがありますので、
キセをかける時には待ち針を打っていただきますと
おコテを当てやすいと思いますよ♪

キセがかけられましたら、後ろ袖のみを外して、
前袖と縫い代にしつけをします。


直線部分は2~3㎝くらいの針目で、
カーブの部分は0.8㎝くらいの針目で
袖口から袖付けまで、
しつけ糸で縫っていただきます。

次回は裏袖の縫い方になります(*´▽`*)。











2019年11月2日土曜日

振袖から真綿の綿入れ半天にリメイクの作り方5(お袖の印付け)


今日はやっと、扇風機を片付けることが出来ました♪
今年の10月は暑かったですね(*´▽`*)。

さてさて続きです♪
今回はお袖の印付けですが、表と裏、
それぞれに印付けをしますので、
まず表袖の裾と、袖口を合わせて待ち針で留めていただいて、

作っていただきました型紙を載せるのですが、


袖山(お袖の折り返し部分)から
4㎜下がったところに型紙を置きます。



袖山からは4㎜下がったところに、
袖口からは1㎝のところに
型紙を置いていただきますので、

袖山からは37.4㎝(袖丈+4㎜)のところに
袖付けの印付けをします。
袖口の1㎝は縫い代になります。

袖口の印付けは袖山から
袖口丈+0.2㎝で印付けしていただけましたら、
袖付けの印から2㎝の縫い代を付けて、
裁っていただきます。


裏袖は袖山に型紙を揃えて
袖付けの印を入れますので、
袖山から37.0㎝のところに印をします。


表袖と同じように袖口は1㎝の縫い代ですが、
「ふき」という、表に出す部分を0.8㎝とります。
袖口丈は表ー0.2㎝ですので、
この場合、18㎝のところに印付けをします。
袖裾からも同じように2㎝の縫い代をとって
裁っていただきます。

裁っていただきました布は、
紐やポケットにお仕立てします(*´▽`*)。

次回はお袖を縫いますね♪











2019年10月31日木曜日

振袖から真綿の綿入れ半天にリメイクの作り方4(着丈を決めて裾綴じを解く)

さてさて、続きでございます(*´▽`*)。
今回は着丈(身頃の長さ)を決めますが、

着物を羽織っていただいて、
腰骨の辺りで「おはしょり」をします。
たぶん「端折る(はしょる)」から来ている言葉だと
思うのですが、

半天として着たい長さになりますように
腰骨の辺りで着物を折り曲げていただきましたら、
衽(おくみ)のところで、待ち針で留めておきます。



そして折り曲げた部分の長さを測っていただいて、
「詰める丈」としてメモしておいていただきたいのです。
折り曲げてありますので、
詰める丈は2倍の長さになりますね。

私は今回は膝下丈に仕上げようと思いますので、
60㎝、着丈を詰めます。

市販の半天はお尻が隠れるくらいの着丈が
多いと思うのですが、

丹前(たんぜん)(褞袍(どてら))という、
足首も隠れるくらいの長い綿入れがありますように、
丈は長い方が暖かいですね(*´▽`*)。

裾捌きが苦になられない場合は、
丹前のように裾まである長さですと、
とても暖かいですよ♪

詰める長さが決まり、メモをしていただけましたら、
「裾綴じ(すそとじ)」の糸を解きます。


むむ。おわかりいただけますでしょうか???
着物の裾に、小さな小さな針目の糸があるのです。


むむむ。拡大してみても。。。💦
1mmくらいの針目で縫うんですよね💦

この糸を解いていただくのですが、


表布と裏布の間を見ていただきますと、
裾芯(すそしん)という細長い布が入っていますので、
その裾芯を外すような感じでハサミを入れていただきますと
解きやすいと思います♪

裾芯は全て外しますので、端から端まで、
解いてくださって大丈夫です♪

次回はお袖の印付けになります(*´▽`*)。














じゅごんろ~どnote

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2019年10月28日月曜日

振袖から真綿の綿入れ袢纏にリメイクの作り方3(お袖の型紙を作る)

んー?これほど長く、金木犀が香っているのって
ちょっと珍しいように思うのですが、
金木犀が香る中を歩くのは心地いいので、
嬉しいですね(*´▽`*)。

先日の京都は、時代祭りとハロウィンの
ゴッタ煮シティと化して(笑)
カオスな異次元の様相を呈していて、

ちょっとお買い物に出かけただけのはずなのに(笑)
様々なことに巻き込まれて、
とても面白かったです(≧▽≦)。

着物や法被をお召しのご家族もいらっしゃれば、
ガイコツ・ルックのお母様と子供さんも♪

まぁお子様たちの可愛さったらо(ж>▽<)y ☆。

ということで?今回は半天のお袖の
型紙の作り方です♪

筒袖(つつそで)と呼ばれるお洋服のようなお袖や、
和服のお袖のままでもいいのですが、

いやいや。何といっても「船底型のお袖」が
個人的には一番かわいいと思うのです(∩´∀`)∩♪

「船底型」と申しますのは、その名の通り、
船の底のような、まあるいお袖です♪


横は袖幅分、縦は袖丈分の大きさがある、
厚紙を用意していただきますが、
袖幅よりも小さめの紙でも大丈夫です♪
袖丈分は、必ず足りる大きさでお願い致します。

私は日本人女性としてはジャンボですので(笑)
身長160㎝前後の方であれば袖丈35㎝くらいで、
150㎝前後の方であれば33㎝くらいでも
いいと思います(*´▽`*)。

お袖付けと身八つ口の長さを合計した
丈にしていただきますと、
脇も解かずに済みます。

これはもう本当にお好みですのでね、
お袖丈が短い方が、カジュアルに仕上がります。

和服をお召しの場合は37㎝くらいあった方が、
着物のお袖を折りたたんで着ていただけます♪

今回は、
袖丈37㎝で印を入れて、袖口丈18㎝で印を入れます。

袖裾の方に、袖幅(紙の幅)を2等分にして印を入れて、
袖口よりも2~3㎝下のところと曲線で繋ぎます。
コンパスを使っていただいても、
カーブ差しを使っていただいても、
お家に在ります大きめの丸い缶や
ボウルを使っていただいても大丈夫です(笑)。

お好みの丸みで線を引いていただけましたら、
型紙を裁っていただきます。

次回は着丈を決めますね(*´▽`*)。





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じゅごんろ~どnote

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2019年10月25日金曜日

タキイ電器株式会社さんの和裁用お鏝(こて)


今年は金木犀が長く咲いているのでしょうか?
まだまだどこを歩いても、いい香りが漂って来て、
ついつい目と鼻で探しながら歩いてしまいます。

さて今回は、
振袖から真綿の綿入れ袢纏にリメイクの
番外編、お道具です(*´▽`*)。


年季入ってます(`・ω・´)。
軽く四半世紀ほど(笑)。


年季の入った箱を改めて眺めてみました(///∇//)。


タキイ電器株式会社さん。。。で検索してみますと、
は。。。廃業ーーー?(@ ̄□ ̄@;)!!

昨年、廃業されてしまったと。
しかしホームページを見つけましたら
和裁鏝(わさいこて)の製造販売も復活されたと!!
ヾ(@°▽°@)ノ

廃業された直後は倍くらいの価格で販売されていたり
動作保証のないジャンク品も出回っていたようですね。

でも復活かーーー!
ああ。本当に良かったです(≧▽≦)。


おコテです♪
土台となるヒーターでおコテを温めて使うタイプですので、
1本のおコテが使ううちに冷めてしまっても
ジャジャジャジャン♪
もう1本が控えておりまする~(ノ´▽`)ノ。

和裁のお稽古の時、
先生がよくお足袋におコテを当てて
皺を伸ばしたはったのを思い出しますね♪

そんな感じで「和裁用」とはいえ、
「小回りの利くアイロン」みたいな感じで、
洋裁にも使えるのです♪


温度調整も出来ますので、
生地や用途に合わせて加減がききますよ♪

このヒーターからおコテを抜きます時に、
ちょっと刀を鞘から抜く時の効果音みたいな
「シャキーン!」という音がすることがあって、

その音がまたなんか大好きで(///∇//)

「いいお道具は、いい音がする」って
聞いたことがあるのですが、

まさにまさに。この音の事かー!って思うくらいに
大好きであったりします(///∇//)。


力が入れやすくて、とても使いやすい形状です♪

うわー。調べていて廃業と読んでビックリしましたが、
復活してくださって本当に有難いです(´;ω;`)。

という記事も書かせていただいておりますが、
和裁・洋裁を問わず、どちらもとても便利な
お道具です♪

お振袖から袢纏へのリメイクも、
おヘラとアイロンでも大丈夫ですが、
おコテがありますと更に作業はしやすいと思います。
軽く25年以上は使わせていただいていますので、
本当に丈夫で長持ちですよ(*´▽`*)。

















じゅごんろ~どnote

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