2019年11月30日土曜日

富司純子さんと殺陣師の本山力さんが素敵過ぎる件。



京都東急ホテルさんの紅葉です♪
綺麗でしたよー(≧▽≦)。

『京都千年、文化の「道」~時代劇と京都・太秦』
の文化講演会に今回も参加させていただくことが
できました(∩´∀`)∩。

女優さんの富司純子さんも来られるということで、
多数の方が応募されるだろうから、
今回は行けへんかも知れへんねーって
ファミリーと話していたのですが

有難いことに今回も無事、
当選することができました(●´ω`●)ゞ。


「富司純子さん」と申しますと、
整ったお顔立ちに、お嬢様らしい
おっとりとした風情がお在りで、
「映画スター」というイメージしか無かったのですが、

後ろの扉から登場された富司純子さんは、
めちゃめちゃ綺麗で小さなお顔で
そしてとても腰の低い方でした(*´▽`*)。


じゅごんの似てない似顔絵シリーズ(笑)、
緋牡丹博徒のお竜さん」を演じられた時の
富司純子さんをイメージしました(///∇//)。

富司純子さんといえば「緋牡丹博徒のお竜さん」
なのですが、
映画を観る人が減っていた時期で、
「こういった映画であれば人が入る」ということで

同じような映画と役柄ばかりで嫌だったと(笑)
とても率直にお話されていました。
ご結婚の決意の裏には、
一旦、映画界から離れたいという気持ちも
後押ししたと仰っていましたね。

鶴田浩二さんや高倉健さん、山田五十鈴さんなど、
往年の大スターとのエピソードや
ご家族や歌舞伎のことなど
沢山のお話をしてくださいましたが、

なんというか気取りも衒い(てらい)も無く、
しっかりとした芯がお在りで、
ねっとりとした色気のあるお声なのに、
誠実で率直なお話ぶりは、
まるで少女のようだなーと思いました。

「若い方を押しのけたり、顔を突っ張らせてまで
出ようとは思いませんが、
高齢化社会でもある訳ですから、
もっとその年齢なりの、映画があれば
いいなぁと思いますね。」と仰っていました。

お着物で登壇されていたのですが、
流れるような所作や、媚の無い笑顔で、
とてもとても素敵な女優さんでした(≧▽≦)。

そして殺陣師(たてし)の方々の登壇もあり、
殺陣とは時代劇の中で行われる
いわゆる「チャンバラ」なのですが、

「舞踊」と「武道」を融合させた、
様式美であることなど、
こちらも沢山のお話を聞く事ができました♪

登壇された殺陣師さんの中でも、
私の目が釘付けになったのは、
本山力(もとやまちから)」さんという方で、

一番現役バリバリで、ドラマや映画で
活躍されているという紹介でした。

堂々たる体躯に、強面の風貌なのですが、
笑顔は子供さんみたいに嬉しそうで(笑)、

「この形(かた)は、二枚目(イケメン)が
主にする形です。」
と言われる刀の構えを実演される時に、
「え。ほな僕、やったらあかんのん。。。?」って
(≧▽≦)。

実際の殺陣の実演をされる時には、
全身からピリリとした気合が発せられるのですが、
堂々とした立ち姿や殺陣からも
大きさや温かさが伝わってくるような
とても素敵な方でしたよ(*´▽`*)。



本山力さんのショートムービー
見つけてしまいましたっ(≧▽≦)。

ムービーのネタバレしてしまいますが(笑)、
最後に斬られて倒れはるのですが、
その時に、
「俺にはいつも、大空が見えている」って。

そのセリフが、なんか沁みましたね(´;ω;`)。

きっと沢山のことを呑み込んで来られたと
思うのですが、
呑み込んできたことに屈することなく、
純粋な気持ちを保ち続けることは、
並大抵では無いように思うんですね。

富司純子さんも本山力さんも、
それぞれに立場は違えど、
沢山の物事を
ご自身で消化して来られたのだろうなーと。

映画は「写真が動く」から「活動写真」と呼ばれ、
映画製作に携わる方々は「活動屋」と
自ら名乗られたり呼ばれたり。

芸術やイデオロギー、個人的な思想やら哲学、
様々な「熱」を映画に懸けた人々の時代が
ありました。

その「熱」は、色や形を自在に変えながら、
それでも人々に何かを語り続けていくように
思います。


講演会の帰りは西本願寺さんの前を通って
写真をパチリ。
ちょうど西日が残っていたので、
太陽曼荼羅も綺麗に写りました♪


JR京都伊勢丹さんで、大好きな寿司清さんの
お寿司をいただきました♪


双子に写った京都タワーです(笑)。
京都駅周辺もイルミネーションがキラキラしてて
とても綺麗でした(∩´∀`)∩。

なんだかとっても盛り沢山な一日を過ごした気がします(笑)。
楽しくて、たくさん感じて、
大満足の一日でした(≧▽≦)。

追記:本山力さんのWikipediaによりますと、
なんとなんと!元はハードコアパンクバンド「DEEP THROAT」で
ドラムを叩いていらっしゃったと(≧▽≦)。
道理でグイグイ惹きつけられたはずです(笑)。
パンク繋がりとは、嬉しいですね(∩´∀`)∩♪





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2019年11月28日木曜日

振袖から真綿の綿入れ半天にリメイクの作り方13(真綿の留めと綴じと仕上げ)


今夜は雨が降って、
久しぶりに寒いと感じる京都です(*´▽`*)。

一雨ごとに寒くなる季節ですので、
皆様も体調管理にはどうぞお気を付けくださいませ。

さて今回は、真綿の「留め」と「綴じ」ですね。


真綿を入れて、ひっくり返すことが出来ましたら、
お衿の中心である、背のところと、
お袖付けの下の部分で、
表の布の縫い代と真綿と裏布の縫い代を
2本にした糸で留めておきます。

一針すくって、きゅっと結んで、
留める感じですね。


留めが出来ましたら、
背の部分の縫い代と真綿を綴じます。

ここも、表布の背の縫い代と真綿と
裏布の縫い代を合わせて待ち針を打って、
本縫いの1~2㎜上を2㎝くらいの針目で綴じます。

接ぎの縫い代の始末をした部分で、
綴じにくいところは
綴じなくても大丈夫です(*´▽`*)。

ある程度、真綿が動き過ぎないように
綴じておく、という感覚ですね。

同じように、脇や衽の縫い代と真綿を綴じます。

それが出来ましたら、お袖口の下の部分を
表布・裏布共に、小さく抄って、
しっかり留めて、袖口を本ぐけします。

次に衿下ですが、


衿下の衽は、表布の縫い代で
真綿を包むようにして本ぐけにします。


お衿の裏布は0.8~1㎝くらい、表布より控えて
ここも本ぐけにします。

基本としましては、お衿はここから半分に折って、
更に本ぐけをしますが、
私はこのままの方が、
首の後ろが暖かいように思いますので
これで完成としています(*´▽`*)。

さあ、あとは次回、
ポケットと紐を付けましたら完成です(≧▽≦)。














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2019年11月27日水曜日

振袖から真綿の綿入れ半天にリメイクの作り方12(真綿を入れる)


11月も終わりかけとは思えないくらいの
暖かさが続いている京都です(*´▽`*)。

今年は紅葉もまだしばらくは
楽しめそうですね♪

落ち葉の絨毯の上を
サックサックサックと歩くのが大好きで、
靴を通しても伝わって来る
足裏の感触を楽しんでいます♪

ということで?今回は綿入れです(*´▽`*)。

写真にしてしまいますと


ホワイトアウトかよっ!(≧▽≦)
って感じになってしまいます(笑)。


全体像にしますとこんな感じで、
お袖口のしつけを外して、
表布を裏返して、後ろ身頃が上になるように置きます。

その上に真綿を置いていきますが、
上は、肩や袖山から、お袖丈+10㎝の長さになるように
真綿を置きます。

真綿の、和紙のような質感の方が、
着物生地に当たるように置いていただきます。


裾側は、裾返り線(上がり身丈)よりも
10㎝下くらいまで真綿を置きます。

余った真綿は5~7㎝くらいの幅で、
裾返り線の上に置いて、
少し真綿を引っ張りながら馴染ませます。

それでも真綿が余りましたら、
肩の辺りに置いていただいて、
やはり少し引っ張りながら馴染ませます。

真綿に、上の中心から切り込みを入れて、
お衿を除けるように逆Y字型に切り込みます。
袖下から5㎝くらい下の真綿も、
身頃まで切り込みを入れます。

ここまで出来ましたら、裾返り線の上に
物差しか、何か長い棒を置いていただいて、
下に寄せてあった裏布を、
真綿にかぶせるようにして表布と合わせます。


真綿に切り込みを入れた部分を
裏布に載せるように折り返します。
綿はやはり、引っ張りながら馴染ませます。


ホワイトアウトになります(≧▽≦)。

この状態で一番下になっている、
表布の前身頃の方から、お袖に手を通して、
表布と裏布と真綿を掴んで
ひっくり返しますと


綿が入った状態になります(≧▽≦)。

折り畳みますと


お布団ですか?って思うくらいの
ふっかふかのほっわほわです(∩´∀`)∩♪

次回は真綿の留めや中綴じです♪













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2019年11月20日水曜日

振袖から真綿の綿入れ半天にリメイクの作り方11(紐とポケットを作る)


着々と冬の足音が近づいてきていますね。
季節の変わり目で、
体調を崩されている方も多いようですので、
皆様もどうぞ、ご自愛くださいませ(*´▽`*)。

道路を歩いていますと、「カサカサカサ。。。」と
落ち葉が追いかけてくる音が聞こえて、
くるっと振り向くと、落ち葉がピタリと止まる。

また前を向いて歩き始めると「カサカサカサ。。。」
くるりと振り向くとピタリと止まる。

そんなことを3回ほど繰り返し、
心の中で、「”だるまさんがころんだ”かよっ!」
と思わずツッコミを入れてしまった本日でございます(笑)。

ということで?今回は紐とポケットの作り方ですが、
まずはポケットから行ってみよーヾ(@°▽°@)ノ。


裁って余った布から、縦22㎝、横15~6㎝くらいの
長方形を裁ち出します。


布を中表(内側が表)にして、両端と下の
3辺を並縫いします。


外側が表になるように、ひっくり返して
同じく3辺にしつけをかけます。


縫い残してあった上の部分を
3㎝の三つ折りにして、絎け付けます。

この場合の「絎ける(くける)」は
本ぐけになりますね。

ポケットの内側になる、
一番後ろの布だけ外して絎けますよ。


ポケットの手を入れる部分ですので、
三つ折りにすることで「芯」の
代わりになるんですね(*´▽`*)。

ふにゃふにゃしたり、ペラペラしないように
手を入れる部分は丈夫に仕立てます♪

これでポケットは完成です(∩´∀`)∩♪


こんな感じに仕上がります♪

観世水柄が大好きですので、衽で裁った、
八掛でポケットを作りました(≧▽≦)。

お次は紐でございますね。


6㎝×34㎝の布を4枚、
裁っていただきまして、


裏を見ながら(外表になる状態)、
6㎝を半分の3㎝に折って、
その3㎝を更に半分の1.5㎝に折ります。

この時、おコテを使っていただいた方が
折った部分が安定しやすいですね。


紐先になる部分も1㎝内側に折り込んで、
折った部分と一緒に本ぐけします。


仕上がりは1.5㎝×33㎝の
紐になります♪

さて次回はいよいよ真綿を入れます(≧▽≦)。













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2019年11月18日月曜日

振袖から真綿の綿入れ半天にリメイクの作り方10(身丈を上げる)


今夜は雨が降っている京都です♪

今回は身丈(着丈)の上げ方です(*´▽`*)。


着物を裏から見て、赤い点線の部分を解きますが、
解いた部分で布を裁って、身丈を縮めますので、
それを考慮して、裾から測ります。

表におヘラが写らないように
裏布の下にヘラ台か厚紙を入れていただいて、
メモしておいた縮める長さー0.4㎝でおヘラを
入れておきます。
裁つ時には2~3㎝の縫い代を足して裁ちます。




先に身頃から布を裁って、縫いますが、
裁つ前に一度、待ち針を打った状態で羽織って、
着丈を確認していただいた方が
確かだと思います(*´▽`*)。

裁った後で「短すぎたー!」「長すぎたー!」
ということもありますのでね(笑)。


衽部分も解く前におヘラを入れていただいて、
縮める長さー0.4㎝に縫い代分を足して
裁っていただきます。



おヘラ通りにそれぞれ縫っていただいて
キセをかけていただきましたら、
背・脇・衽付けの部分で、縫い代を留めて、
衽と身頃も縫い合わせて完成です(∩´∀`)∩。


こんな感じになります♪

私はこの八掛の観世水柄が大好きですので、
八掛はあまり切らずに、主に胴裏部分で
布を裁ちましたよ(*´▽`*)。

次回はポケットと紐の作り方になります♪













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2019年11月14日木曜日

振袖から真綿の綿入れ半天にリメイクの作り方9(お袖の留めと袖付け)


朝晩がグッと冷え込むようになってきた京都です♪
冬支度を着々と進めねばですね(*´▽`*)。

今回は「お袖の留め」からです♪


お袖の一番下と、身頃を留めるのですが、
裏から見て、身頃とお袖の印が合うように置いていただきます。

糸を針に通していただきましたら二重にして、
お袖の「きせ」部分を前後共に1㎜ほど抄くって、
そのすぐ横の身頃部分も前後共に1㎜ほど抄いましたら、

最初に針を入れたところの糸と結びます。


うわー!赤い着物に赤い糸で
分かりにくくてすみません💦

実際に「留め」をしていただけましたら、
すぐにご理解いただけると思います♪

「手を動かして解かること」の方が
多いんですよね(*´▽`*)。
手加減ですとか感覚とかも含めて。

「留め」をしていただいた糸は、
次に縫い進められるように1本だけ残して
切っていただきます。


もう。。。標準サイズではないもので
縫い代が少な過ぎて。。。(//・_・//)。
分かりにくさに拍車をかけてすみません💦

また手描きの図を追記させていただきます💦



「袖付け」の縫い目は身八つ口の所で
斜めに縫われていると思いますので、
斜めになっている部分だけ解いていただきましたら、

身頃側は折山から0.4㎝のところと、
お袖はおヘラ通りのところと合わせて
待ち針を打って縫っていただきます。

「留め」近くの2㎝くらいは半返し縫いで、
解いていただいた部分の様に
斜めに流すように縫っていただきましたら
お袖付けの完成です(∩´∀`)∩。

裏袖の縫い方も同じですが、切らずに残しておいた糸を
袖幅まで解いて、一針返して、脇とお袖の留めをします。
ジャンジャジャン♪ここで使う糸だったのでございます(笑)。

次回は身丈を上げますね(*´▽`*)。













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