2017年10月19日木曜日

紙の本が大好きだ


紙の本が大好きです。
本屋さんが大好きです。
「文字」というものが読めるようになって以来、
子供の頃や若い頃は特に、
どれほど「本」というものに救われてきたことでしょう。

紙とインクで作られた、お金と同じような匂いがする
ただの読み物なのに。

たった1冊の本にも、一瞬で世界を広げる力や
人を救う力が宿っているって
すごいことだと思うのです。

出版不況と言われて久しいということを見聞きしますが、
私も昔に比べて本を買う量が減りました。
読む本が無くなれば、百科事典や辞書まで読み耽っていたのに。

お店を始めてしまったので
作業に時間を充てるようになったことも大きいと思いますが
本屋さんへ行ってパラパラと本を捲ってから買うタイプなのに
「読みたい!」と思う本が減ってしまったのです。

ピース又吉さんが「火花」を読んだ読者さんから、
「難しい」という感想を寄せられたと仰っていました。
難しい本を辞書を引きながら、ルビを振ったり書き込みしたり
気に入ったフレーズには線を引いたりという読み方は
もう今はあまりされないのでしょうか?
そういうことをしてしまうと
古本としても売れないからでしょうか?

この漢字はこう書くのかーとか
この言葉にはそういう意味があったのかーとか
今ならスマホひとつで本も読めて辞書も引けるのに?(´・ω・`)

キングコング西野さんが「紙の本の希望」というブログで
「本の価値が移動し(『読み物』と『コミュニケーションツール』
という2つの価値の"比率"が変動し)売り方や売り場が変わっただけで、
これは出版不況でも何でもない」と書かれていました。

「売り方」も確かにそうだと思うのですが
「本の作り方」も変わったように思うのです。
(売り方の範疇に入るのかもしれませんが)

一介の昆虫の赤ちゃんに過ぎない私にまで
詐欺じゃない方の出版のお話が来たので不思議に思い、
リアルでいろいろと聞いてみますと「出版セミナー」なるものがあり
それを受講して企画書を書くと、
出版コンサルさんが出版社へ営業に行くというシステムまであって、
ある程度ブログやSNSで発信している実績があれば
「著者本人が宣伝して売ってくれる」
「返本は著者が引き取ってくれる」ということで
割と簡単に出版できる時代なのだと説明されました。(´・ω・`)

出版社さんの企業体力が無いのか
楽しようとされているのかは分かりませんが

「良い本・面白い本を作って読んでもらおう」
では無いんですよね。(´・ω・`)

なんか売れること・売ることを優先したが為に
売れなくなってるような?(´・ω・`)
それを「本末転倒」と呼ぶのではなかったかな?

「誰でも」「簡単に」「時短で」が流行りの時代なので
そういった内容の本が増えることは理解できるのですが
そういうのばっかりになってしまって
本が好きな人達まで本から離れてしまっているのではないかなー?
と思ってしまったのです。(´・ω・`)

それでもやっぱり紙の本が大好きで
本屋さんも大好きで。
それならば昔の本でも絶版本でも好きだった本を紹介することで
古本屋さんでの出逢いを増やせないかなー?と思いました。

大好きな本は、この方に読んでもらったら良いのではないかなー?
と思うと差し上げて、
また自分は新たに買うということを繰り返しているうちに絶版になり
手元に残っていないという本も多いですが
記憶を頼りに、必要な人に届けば良いなと思います。(*´▽`*)

りぼんコサージュ・ブローチ(オーロラクリアA
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