2016年9月18日日曜日

流しの洋裁職人さん

先日の京都新聞に載っていたのですが、
京都造形芸術大学の専任講師の女性が
全国各地にミシンや裁縫箱を持って店を出し
その場でパジャマやスカートなどを縫い上げる
「流しの洋裁職人」活動を続けている。
京都造形芸術大学に入学した女性が、
 学祭に出店する事になった時、ある学生が
「服って、工場で自動生産されると思ってた」と
発言したそうです。
「自動生産」って何???(@ ̄Д ̄@;)

と、洋裁を学んだ私は思ってしまったのですが、
考えてみれば、海も山も畑も無い
京都の洛中で生まれ育った私も、
テレビで見るまで、どうやって生るのか知らなかった
お野菜が沢山あります。

知らないって、そういう事なんですよね。
人が縫う姿を見せることで、
ものに対する考えが変わるのでは?と考え、
旅先のガーナで見た、仕立ての屋台を計画。
学祭で見本を数点掲げ、要望に沿った服を作ったところ
好評だった為、イベントや百貨店出店に乗り出し、
 
「日常生活で 見えにくくなった『つくる』ということを五感で感じてもらいたい。 」
と話されているそうです。

昔は自営業の人も多くて、お父さんの大変さが分かったけど
今はサラリーマンさんが多くて、
お仕事の大変さも、なかなか理解してもらえないように、

今は身近に、「作る人」がいない世界に育った人が
多いのかもなーと思いました。(´・ω・`)

音楽ライヴや文楽やプロレスや歌舞伎も観に行くという
節操の無い私ですが、
要するに「生」の臨場感が好きなのかな?

ネットと違って、
同じ空気や熱量を共有する感覚は、
ライヴでしか味わえないもの。
伝わるものが、違うんですよね。

プロレスを観に行った時、
「リングの上でハンドメイドする」っていう
イメージが浮かんだのですが(笑)
私もネットだけでは物足りなくなってきているのかも?

何年か前にニュースで、
手作りのバッグを詰め込んだ箱を乗せて
自転車で行商したはる女性を見た時も、
「あんなん、してみたい」って思ったのを
思い出しました。

ハンドメイド専門ではないですが、
サービスが終了するマーケット・サイトも増えてきて、
DIY専門のサイトからスカウト・メールが多い事も
考え合わせると、
そういう流れなのかも?

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